葬儀マーケットの潜在需要は、今後ほぼ30年間は順調な右肩上がりの拡大成長を続けると推計されていることから、当面は葬儀件数が年々増加し、葬儀市場は拡大傾向にあるといえます。しかしながら葬儀市場において、一件当たりの葬儀規模や価格は、昨今突然に訪れた世界的不況を原因とした企業業績や雇用情勢の悪化が個人消費にまで影響を及ぼした結果、葬祭市場もそのあおりを受けて葬儀施行単価の下落を招いております。

しかし、葬儀市場の中にあり、最後の「送り人」となる弊社の霊柩運送事業は、貨物自動車運送事業法（平成元年12月法律第83号）に基づき国土交通大臣から許可を受けなければ、この業務を行うことができず新規参入障壁の高い特殊な事業であるため、霊柩運送料金につきましても国土交通省の指導のもとに、明確に決定されており、自由に運送料金の設定を変更する事はできないものであります。
そのような背景から今後、弊社はライセンス事業者としての社会的責任と使命、お客様へ安心・安全・快適で心のこもった霊柩運送サービスを永遠にご提供させていただきたいと考えております。また、弊社は国内で初の霊柩運送事業での株式公開企業として、安心感・信頼性のある企業として、その使命を全うしたいと思います。

最後になりますが、株主様、お客様、お取引先である各協力会社様をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様方に支持され、信頼される経営を行い、ますます皆様に期待されるように当社の企業価値向上に向けて努力を続けてまいります。
今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。